借金問題の依頼をするには債務整理に強い司法書士や弁護士に依頼する必要があります。
では債務整理に強い司法書士を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
また、司法書士と弁護士のどちらに依頼すればいいのかも含めて解説していきます。
このページの目次
債務整理に強い司法書士の選び方3選
①債務整理に関するホームページを持っている
当事務所のホームページのように債務整理に関するホームページを持っている事務所を選びましょう。
ホームページを持たずに債務整理をされている司法書士もいらっしゃいますが、どの業務に力を入れているのかが分かりにくいです。
債務整理のホームページを持っているかどうかというのが選ぶ基準としては良いと思います。
知りたい情報が分かりやすく書かれているホームページは、借金問題に困っている方の目線に立っていると言え、それだけ多くの借金問題を解決してきたことにも繋がります。
②デメリットを明確に示してくれる
まずは無料相談に行きましょう。
一口に債務整理手続きと言っても、任意整理・自己破産・個人再生と方法は数多くあります。それぞれの手続きに特徴があり、どの方法を採るべきかは個々のケースによって異なります。
その際、きちんとデメリットを説明してくれるかを確認しましょう。
どの事務所もメリットは詳細に説明してくれますが、デメリットの部分はさらっとした説明しかしない場合もあります。どの債務整理手続きにもデメリットは確実に存在します。
依頼する際は、きちんとデメリットを把握した上で依頼しましょう。
③地域に密着している事務所
債務整理という手続きは、短くても半年以上、長ければ数年にわたって司法書士と共に進めていくものです。
方針変更や書類の確認など、手続きの途中でお顔を合わせて打ち合わせをする必要も出てきます。
そういった場合、近くの事務所だと交通費や移動時間も少なく済みます。コロナウイルスが蔓延してからオンライン相談も主流になっています。
もちろん弊所でもオンライン相談をご希望の方にはZoomやLINEでの面談も行っています。
ですが、自己破産や個人再生の手続きではやはり直接お会いさせて頂いた方がよい場面も出てきます。
また、家族にばれずに手続きを進めたいという方がほとんどだと思いますので、ご自宅やお車の中でオンライン相談をするよりも、事務所にお越し頂いた方がばれる心配がなくリラックスしてご相談頂けます。
仮にですが司法書士事務所に入っていくところを見られたからといって即債務整理だと思われることはありませんのでご安心ください。(司法書士は登記や相続業務も行っています)
司法書士と弁護士どっちに依頼するべきか
前提として債務整理の結果(借金がチャラになったり将来利息がカットされたりなど)としてはどちらに依頼しても変わりありません。
異なる点として結果にいたるまでの手段に違いがあります。
司法書士に依頼した場合は基本的に依頼者と二人三脚で手続きを進めていきますが、弁護士に依頼した場合は全ての手続きを代わりにやってくれる(これを代理といいます)という点です。具体的に見ていきます。
①任意整理
140万円というのが大きな分かれ目となります。
例1)消費者金融5社から100万円ずつ借りている場合
司法書士も弁護士と同じく手続きの代理が可能です。そのためどちらに依頼しても何ら変わりません。
例2)消費者金融4社から100万円ずつ、1社から150万円借りている場合
この場合、司法書士は150万円を借りている消費者金融に対して任意整理手続きを代理してすることができません。そのため150万円を超えるほど多額の借金やローンがある場合は弁護士に依頼しましょう。
なお、この150万円の借金が車のローンであったり、保証人がついているなどで、この借金のみ手続きをせずに置いておきたいというような場合は話が別です。他の4社だけだと140万円を超えていないので司法書士でも代理が可能です。
②過払金請求
こちらも140万円というのが大きな分かれ目となります。
考え方は①任意整理と同じで140万円を超える過払金がない場合は司法書士も手続きの代理が可能です。
③自己破産・個人再生
140万円という金額に関係なく司法書士が手続きそのものを代理することはできません。
では司法書士に依頼した場合どうなるのかというと、裁判所に申し立てる書類を代わりに作成しますが、裁判所に呼び出された場合は依頼者さんに行って頂く必要がでてきます。
もちろん弊所でも裁判所に司法書士が同行し、審尋へのサポートも行います。
弁護士に依頼した場合も申し立てる書類を代わりに作成する点は同じですが、裁判所での審尋に同席が可能です。
また自己破産手続きで、一定程度の財産をお持ちの方は管財事件という手続きになりますので、この場合も弁護士に依頼すべきでしょう。
結論
弁護士に依頼すると
- 全ての手続きを代理してもらえて、手間がかからない
- ただしその分費用が高額になる場合も(費用は事務所によるので一概には言えません)
司法書士に依頼すると
- 手続きによって書類作成のサポートという立場になってしまう
- その分費用が安く設定されている場合が多い
まとめ
司法書士に依頼するか弁護士に依頼するか迷っている方がいらっしゃいましたら、どちらでもいいのでまずは相談してみてください。
私ども司法書士にご相談頂いた場合でも、弁護士の方が適していると判断した場合はその旨をお伝えいたします。
その上で許可を頂ければそのまま弁護士にバトンタッチもいたします(もちろんその場合報酬などは頂きません)。また借金がいくらあるか把握できておらず、140万円を超えているか分からないというような場合も弊所でお調べいたします。
まずはお早めにご相談頂くことが一番ですので、お気軽にご相談下さいませ。